自閉症児の精神分析的音楽療法。結城美帆子

精神分析は、言葉による自由連想で、頭に浮かんだことを自由にしゃべることで分析の作業が進んでいきます。自閉症児の精神分析的音楽療法は、ピアノに合わせて身体を動かしたり、歌ったり、ピアノを弾いたりしながら、自分を表現していただきます。お子様によっては、「おわり」と自分で言って終わる時もあります。ピアノのレッスンに移行する場合は、本人が本当にピアノを弾くことを望んでいることが大切です。自閉症児は、おうむ返しが特徴の一つですが、こちらがおうむ返しで返すと考えるようになるようです。ただ、楽譜の見え方が、一般的ではないようなので、最近流行りのバステインメソードは合わないように思います。私は、理論的に学べるバイエルを使わせております。バイエルは、知的障害があり特別支援学校に通っている子供でも106番の最後まで弾けるようになりました。ロマン派や近現代の曲を弾かせるのは困難ですが、バロックは弾きやすいようです。