自閉症スペクトラムのお子様のピアノのレッスン。結城美帆子

昨日の東京精神分析サークルコロック(研究会)で、滋賀大学教授の久保田泰考先生が、自閉症は色々な症状があり、恐怖症も1つの症状と言ってました。また、自閉症者は、心が無いとも言ってました。向井先生は、無いのではなくて、自閉症者は握っていると言います。私は、数名の自閉症者にピアノを教えていて、彼らには心が無いとも思えないのです。でも、握っているのもわからないのです。彼らとは次元が違うように思えるのです。久保田先生が言うように、自閉症者の脳は違うのでしょうから、認知も違うのでは無いかと思うのです。親は、集中がなくなるとと言いますが、集中ではなくて、見ているところが違うように思うのです。自閉症のピアニスト野田あすかさんの演奏や、グレングルドの演奏を聴いても、私は正直な気持ち感動は無いのです。グレングルドのバッハは的確なテンポと的確に刻まれたリズムは素晴らしいと思いますが、鳥肌が立つような感動は無いのです。これこそ相性と言うものなのかも知れません。私は正直な音楽は自己表現の1つの手段と思っておりますので、淡々と弾くグレングルドの演奏はバックミュージックにしかならないのです。自閉症者に表現させようとするのは間違っているのでしょうか?