自閉症の子供のピアノのレッスン。結城美帆子

ラカン派の精神分析家の向井雅明先生は「自閉症児は、目を合わせないほうがいい。なぜなら、彼らは、見つめられると自分が飲み込まれるようで恐いから。」と申しますが、自閉症の子供は、私を食い入るように見ます。

なので、私は、自閉症の子供のにピアノのレッスンをする時、彼らの目をしっかり見て話をするようにします。

そうすることによって、彼らは、初めて自分で考えるようになるようです。

彼らには主体がないですから、たえず相手の反応を見て行動するようです。

まずは、正しい事と、間違っている事の違いを認識させる事から始める事が大切ではないかと思います。

一般的な子供も、最初はみんな同じです。

できた時に褒められるから、できた事が理解できるのではないでしょうか?

相手の反応で、自分を確かめるのは、同じです。どの子供も、最初は、できたかできなかったわからないです。

真似をしながら覚えていくのではないでしょうか。

一般的な子供は、最初は真似であっても、自分の主体に取り入れる事ができるけれども、自閉症の子供はそれができないようです。

自閉症の子供は、グループ指導は意味がないと思います。

なぜなら、彼らは、真似をするだけで、良いか悪いか、楽しいか、つまらないか、わからないからです。

彼らの学習能力を高めるには、個人指導しかないように思います。

主体を引き出してあげないと、何も始まらないように思います。

地道に根気強く指導すれば、主体が引き出され、自分でピアノを弾くようになります。

ピアノの指導と同じように教えれば、学習能力も高まるのではないかと思います。