精神分析経験者のピアノのレッスンとは。結城美帆子

精神分析を経験する前と後では、レッスンについての考え方や指導法が変わりました。精神分析を経験する前は、私の中で枠組みが有り、その枠組みの中で生徒を育てておりましたので、小学1年生でソナチネアルバムを発表会で弾くような生徒がほとんどでしたが、生徒達はアップアップ状態だったと思います。障がいがある生徒もレッスンをしておりましたが、無理やり練習をさせていた状態だったと思うので、あの子達にとって決して楽しいレッスンではなかったと思います。精神分析を経験してからは、生徒の言動をよく観察する様になりました。私の枠組みではなく、生徒の主体性を引き出し主体を伸ばすレッスンをする様になりました。進み具合はまちまちですが、健常者も障がい者もそれぞれのペースで無理をせず楽しく上達出来ていると思います。障がいがある方でもピティナピアノコンペティションで入選している生徒も数名おります。精神分析を経験する前は、ピティナピアノコンペティションに参加出来るレベルまで弾ける様になった生徒は残念ながらおりませんでした。