精神分析の観点から親の介護を考える。結城美帆子

母は脳梗塞で急性期病院に入院治療中です。治療とは、なんなのでしょうか?回復の定義とは、なんなのでしょうか?誰のために治療をしているのでしょうか?誰のための回復期リハビリ病院なのでしょうか?医師は、回復期リハビリ病院で集中してリハビリを行えば家族が楽になるからと言います。という事は、家族が楽するための治療で、回復期リハビリ病院は家族が楽するための病院なのでしょうか?母の様子が、うつ状態に思えたので、医師に申しましたら「必要な時は薬を処方します」と、言われましたが、何でもかんでも薬で治ると思っているのでしょうかね。医師は心を診ようとは思わないのでしょうか?自分の身体が自由に動かなくなっている人の気持ちを想像した事があるのでしょうか?自分でトイレに行く事が出来ず導尿されたりオムツをされたりした人の気持ちを考えた事があるのでしょうか?何も言わず静かにしている母は、とっても偉いと思います。私は耐えられないと思う。死んだほうがマシ。あの医師たちの態度、私は絶対無理。お母さん、何も出来ない娘でごめんなさい。食べたい物を食べさせてあげる事もできない不甲斐ない娘をお許し下さい。医療は心を救えませんが、精神分析は心を救えます。精神分析は、生きる力を与えてくれます。