精神分析の観点から、ピアノパラリンピック全国大会を考える。結城美帆子

自閉症スペクトラムの方の演奏が多数ありました。自閉症者は、言語の世界に入れないとの事。ほとんど発語がないと言う大人の自閉症者の演奏がありましたが、彼の演奏を聴いていて、彼の心の中の世界を感じられるような雰囲気であった。全体の総評としては、ショパンが多かったが、指導者の欲望を感じた。自閉症者にとって、ショパンを弾くのは難しいのではないか。グレン・グルドのように、バッハを弾く人がいなかった事は、少し残念であった。ペダルの濁りも気になった。大曲を弾くのも良いが、もっと感情表現ができる選曲があっても良いのではなかろうかとも思った。