精神分析の効果とは。結城美帆子

精神分析を経験すると、色々な囚われから解放され自由に生きられるようになると思います。最近になって感じたこともあります。私は、生活習慣病にはならないように常日頃きおつけておりました。なぜなら、高血圧や糖尿病などの生活習慣病は自業自得でなる病気ですから防ごうと思えば防げる病気ですし、自業自得で死ぬのは馬鹿だなと思っておりました。そしたら、バセドウ病を発症してしまいました。岡部正先生に「気合いだけでは病気を防ぐ事は出来ないのですね」と申し上げたら、岡部先生は「神のみぞ知ることです」とおっしゃいました。精神分析の観点から考えると、「自分は努力によって何でも思い通りになる」と思い込んでいた、と言うことで、去勢の作用がまだ不十分だったと言うことかもしれません。岡部先生には、「入院する必要があるひどい数値でしたよ。相当辛かったでしょう」と言われました。発症した時は別の医師にかかっておりましたので、こんなに大変な病気だとは思っていなかったのですが、しゃがんだら立てなくなったり、足が上がらなくて歩けなくなったり、脈拍が常時150位あったり、それでも私自身は「気合いが足りないからだ」とか「気持ちがたるんでいるからだ」とか思っていたのです。体重も20キロ落ちたのですが生活習慣病にならないようにとダイエットもしておりましたので、まさかこんなに病気になっていたとは思いませんでした。当時お世話になっていた医師も気ずかなかったので、この医者の力量も疑います。身をもって思い知らされた経験でした。これも囚われの一つだったと思いますので、一つ自由になりました。岡部先生のおかげで今は良くなりました。力量のある医師との出会いも大切です。もちろん力量のある精神分析家との出会いも大切です。