第7回東京精神分析サークルコロックの感想。結城美帆子

登壇者の発表を聞いて、なぜか精神分析に疑問を感じ悩んでおりました。主催者の向井雅明先生は、精神分析は精神的な悩みを抱えている人のためにあるとおっしゃいますし、片岡さんも著書の中で同じようなことを言っておりますが、人間の心を扱う人が、仏教の彼岸の意味も知らないで人の心が扱えるのでしょうか?発表者の一人の方に質問したら「仏教は勉強していないのでわからない」と言いました。ラカンの思想哲学も大切だと思いますが、思想哲学だけで人間の心はわかるのでしょうか?自閉症についての発表にも同じことを感じました。私自身、自閉症者にピアノを教えていて、脳の障害だけでもなく、理論で解決できるものでもないように思うのです。向井先生は「精神分析は理論があるから、、、、」とおっしゃったことがありますが、理論だけで人間の心が扱えるのでしょうか?なぜ、人間は宗教を生み出したのでしょうか?臨床心理士として描画療法を実践している牧瀬さんの発表を聞いても、2年で終結したと言っておりましたが、本当に終結したのでしょうか?音楽も音楽理論と言うものがあります。音楽理論は交通法規のようなものだから覚えなければならないと言われました。理論があるから成り立つこともあるとは思います。音楽の場合は、理論の上に成り立ちます。理論があるから、自由に作曲ができるし演奏もできるわけです。精神分析って理論で止まっているような気がします。精神分析は自由に生きるためにあるのであれば、私が馬鹿で精神分析がわからないのでしょうか?疑問