発達障害児者にピアノを教え始めて30年

発達障害は、治ることも改善することもないと言うのが、私が発達障害児者に30年ピアノを教えてきての結論です。

発達障害は、治ることも改善することも無いけど、ピアノは弾けるようになり、ピアノを楽しむことは可能です。

発達障害の人にピアノを30年教えてきて思うことは、一般の生徒であれば突破できない壁は今までのところですが無かったのですが、発達障害の生徒さんは、作曲家の心に想いを馳せて演奏する指導で壁にぶつかってしまい、乗り切ることができませんでした。

自閉症スペクトラム症の人は、目に見えないことやものを理解することが難しいのが原因ではないかと思います。

数学的に教えれば弾けるようになるようですが、感覚的なことで教えようとすると、理解不能に陥るように思います。

音楽は、感覚的なことも必要なので、いつもそこのところで指導に限界を感じてしまいます。

私は、バラの花を見ると美しいと感じますが、自閉スペクトタム症の子供の中には「気持ち悪い」とか、「何にも感じない」と答えた生徒もおりました。

ピアノは、テクニックだけで人を感動させるような演奏ができるわけではなく、音楽を愛す心と言いますか、感性も大事なのですが、自閉スペクトラム症の生徒に心を教えることが、私は一番難しいです。

機械的にピアノの弾き方を教えることはできるのですが、心のこもった演奏を教えることが、どうやって教えたら良いか悩み続けております。