発達障害の見極め方とピアノ指導の方法

一般的な3歳4歳のお子様であれば、統計的にですが、1ヶ月くらいでピアノを弾くのに必要な音符の名前を覚えられますが、発達に障害があるお子様の場合は、1ヶ月経っても音符が読めるようにならなかったり、音符の認識ができないお子様もおります。

あくまで統計的にですが、1ヶ月・4回レッスンして、10枚のカードが覚えられない場合は、発達障害を疑います。

ただし、覚えられない理由が親御さんに協力に理由がある場合もあるので、見極めが難しいです。

脳科学者の久保田競先生の著書によると、人間の脳は、2歳6ヶ月で臨界期を迎えるとのことです。

学習障害のお子様にピアノを教えた経験がありますが、このお子さんは、話をよくよく聞いてみると、楽譜の見え方が、一般的な人とは違っているように感じましたし、2段を同時に見て手を動かすことが難しいと本人が申しました。

自閉スペクトラム症の特徴でもある、2つ以上のことを同時にすることが困難なお子様だったのです。

なので、横に目を移動させるのではなく、縦横に見る練習をさせましたら、楽譜を見ながら両手弾けるようになりました。

発達障害者の場合は、その方の見え方を把握することから始める必要がありますが、これが、みんな違うので大変なのです。

その人の特徴がわかってくると教えやすくなります。

発達障害は治るとか、後で発達するということはないので、特徴を見極め、欠落している部分をどう補うかを考えて指導することが重要です。