発達障害について

発達障害について学び始めて30年が過ぎました。

アメリカニューヨークにあるサミエル・ロス氏が開設した特別支援学校グリーンチムニーズやフランスにある施設クルチルなどについて、見学したり話を聞いたりして学ばせて頂きました。

心理学や精神分析を学び、東京精神分析サークル(ラカン派)の会員となり、研究会に参加し、精神分析の観点からASD(自閉症)について多くのことを学ばせて頂きました。

30年間でたくさんの発達障害者にピアノを教えてきて、生徒たちからたくさんのことを学ばせて頂きました。

30年間の指導経験と学びの中でわかったことは、発達障害は治ることも改善されることもないと言うことです。

発達障害を特性として受け入れ、得意分野を活かし生きていけるように導くことが重要ではないかと思います。

知的障害を伴わないADHD(注意欠陥多動性障害)やLD(学習障害)・HFPDD(高機能広汎性発達障害)などの人に中には、才能に溢れ色々な分野で活躍されている人もたくさんおります。

ピアニストの亡きグレン・グルドは自閉症でした。

テンプル・グランデインは、大学の教授になり大きな農場を経営してます。

私は、知的障害を伴うカナー型自閉症と、知的障害を伴わないアスペルガー型自閉症の二つに分けて対応しておりますが、アスペルガー型自閉症であれば、一般的な子供と同じレベルにピアノが弾けるように教えることが可能です。

ただし、自閉症の子供は、見え方や感じ方が一般的な子供とは違うようなので、同じレッスンではその子供の才能を引き出し開花させることはできません。