母親の介護をして思う事。結城美帆子

最終的には、脳梗塞で要介護5になってしまった母親の介護は、精神的にひじょうに大変です。介護をしている人を支えてくれる人がいないのです。立場の問題もあり、本音が言えないのです。医師は、当然ですが、患者の事しか言ってきません。介護者は、24時間緊張状態なのです。病院に入院している時は、いつ担当医から電話がかかってくるかわからないから、集中して仕事ができないのです。電話は、いつでも出られるようにしておかなければならないので、24時間束縛されているような状態なのです。病院は、折り返しの電話ができないのです。病院主導なのです。解離させなければできませんでした。私の場合は、向井先生が支えになってくださっておりましたので、最悪の事は起きませんでしたが、介護者による殺人事件が起こるのもわかります。私が一番辛かった言葉は「支援」と言う言葉を言われる事でした。介護の事業所にも、病院にも、毎月30万円前後支払っているのに、支援支援言われましたが、いったい何を支援してくれたのでしょうか?介護のアドバイスをするからと病院の作業療法士が自宅を見に来たり、当然ですがお金を払います、こちらが来てくださいと言いてなくてもですよ。最後にお世話になったケアマネージャーの鈴木さんと、ソーシャルワーカーの岩田さんは、ご自身のお仕事を坦々としていただいたおかげで、母を手にかけることなく見送ることができたのではないかと思います。鈴木さんと岩田さんには、心より感謝しております。