母を看取って。結城美帆子

1年間で要介護1〜要介護5の寝たきり状態になってしまった母を介護し看取って思う事。母を介護しているときは、毎日気が張り詰めていて大変でしたが、今は目的を失った糸の切れた凧のような感じで、多少解離障害なのかなとも思います。脳梗塞やクモ膜下出血などで脳が障害を起こすと介護する人は本当に大変です。母は、失語症にもなりましたから、症状や辛さを訴える事も出来なかったので、本人も辛かったと思いますが、何もわかってあげられず見ている事しか出来ない自分も辛かったです。医師は、わからないとしか言いませんし、母が亡くなってから、母の事を思うと胃が痛くなり、めまいがしたり、吐き気がしたり、耳鳴りはずっと続いておりますし、母の身体が私に乗り移ったように思います。おそらく、私の想像なのでしょう。後悔しないように生きていこうと思っても、後悔だらけです。今は、自分なりに心の整理がつくまで、逃げずに、じっくり味わうしかないですね。こう言う時は、分析を受けに行った方が良いのかもしれませんが、分析に行く気になれないのです。向井先生に会いたくないのです。たぶん、分析家である向井先生に何かの転移を起こしているのではないかと思います。転移を解消できれば、今の私の症状は消えるように思いますが、はて、どうするか?