小脳梗塞で入院中の母の苦しみを見ていて思う事。結城美帆子

昨日、母を見に行きましたら、嘔吐と吐き気で相当に苦しいのでしょう「早く楽にして」と、顔をしかめて何度も何度も言っておりました。私は、見ているだけで何もしてあげられません。嘔吐と吐き気は、小脳梗塞の症状なので仕方がないのですが、人が特に愛する自分の母親が苦しんでいるのをただ見ていなければならないのはとても辛い事です。自分が苦しんでいるより母の苦しんでいるのを見ているのが辛いです。自分が苦しんでいるのであれば耐えれば良い事です。昨日、母が「早く楽にして」と言いましたが、「早く殺して楽にして」とも聞こえてしまいました。私自身は、命は神様から授かったもので、苦しみも意味がある事なのだろうと思うので、神にこの身をゆだねますが、「母を苦しみからお救いください」と、神に祈る事しかできません。精神分析を長く経験すると死ぬ事を恐れなくなるようですが、全てを受け入れられるようになるからではないでしょうか。どんなに努力をしても人間の力ではどうにもならない事もあります。「神のみぞ知る」としか言えないような事も起きます。実際に昨年経験しました。誰でも明日があるかどうか何てわからないから、いつも今日が最後かも知れないと思って毎日を悔いのないように生きていれば死を受け入れられるようになります。