口腔ケアの大切さ。結城美帆子

脳梗塞を患い、脳血管性の認知症がある母に、言語療法士のアドバイスがあり部分入れ歯をを作ったのですが、一週間でなくしてしまいました。母は入れ歯を入れると「あたって痛い」と言って、外してテーブルに置いておりました。今日歯医者に調整に入ったのですが、歯医者さんは、あたっていないので大丈夫ですと言われたのですが、本人は、違和感があったのでしょう。デイサービスに行き時は、入れ歯を入れて入ったのですが、帰ってきた時に入れ歯はありませんでした。精神分析的に考えれば、母は、入れ歯を必要としなかったということでしょう。健常者であれば、多少我慢ができるところでも、認知症を患うと、我慢の先のことを考えるのが困難になるので難しいのでしょうね。そうすると、部分入れ歯を入れたこと自体がなかったことになってしまうようで、本人はなくしたとは思わないのでしょうね。口腔ケアは、元気な時から行うことが大切だと思います。認知症になってからでは、本人が心から部分入れ歯を望まない限り無理です。リハビリも同じで、本人が心からリハビリを望まない限り無理です。言語療法士や理学療法士は、患者の心の声を聞けるようになると良いですね。そうでないと、一方的な押し付けになってしまいます。