値段について。結城美帆子

世の中、あらゆるものに値段がある。精神分析の値段の値段は分析家により様々、ピアノのレッスンの値段も指導者により様々、動物病院にかかった時の値段も動物病院により様々、何を基準に選べばよいのであろうか?私が幼き頃から習っていたピアノの先生のレッスン料は、まわりのピアノ先生のレッスン料と比べると4倍位して高かったのですが、値段で先生を選んだのではなく、この先生に習いたくてレッスンを受けていたので、高いとか安いとか親は考えなかったと思います。お習字の先生も母が選んで連れて行ってくれたのですが、母も教えを受けていた先生で流派の一番上の先生に習っておりましたから、お月謝はお高かったと思います。私は、これまで自分にとって重要なものについては値段で選んだことは一度もございませんでした。が、現在のようにインターネットが発達して情報過多の場合、値段がよぎってしまうこともあります。悲しいことですが、背に腹は変えられない時もあります。現在は、格差が広がっておりますし、精神分析はお金がある人しか受けられなくなるのではないでしょうか?実際、医師が分析治療をしている場合などは、健康保険で分析治療もどきをしているところもあるようです。弁護士までが、過払い金請求などお金がない人さえもネギを背負った鴨にして商売をする世の中だからしょうがないのかな。本当の精神分析ってお金がないからできないって言うことはないものだと思うのですが、精神分析家の皆さま、いかがでしょうか?本当に精神分析治療を必要としている人が、お金がないという理由で精神分析治療を受けられないとしたら、いかがなものか、疑問です。