事故で突然死する以外はリビドーの備給が停止した時が死に時期のように思う。結城美帆子

私の母は、脳梗塞・心不全で亡くなりました。母の死に方を見ていて、人間は、しゃべれなくなっても、動くことができなくなっても、自分の意思は最後の最後まで存在し、自分の意思で自分の最後を閉じることができると思いました。すごいと思いました。医療は、何もできないのです。人間は、自分で自分の最後を閉じることができるように思いました。医師からは「お母様は、転倒か、ご縁性肺炎でお亡くなりになるでしょう」と言われておりましたが、どちらでもなく、点滴の針が血管に刺せなくなったのです。母の無言の生きることへの拒否だと思いました。経鼻官からの栄養剤も、入らなくなってしまったのです。母は生きることを拒否したのです。死を望んだのです。私は、受け入れました。母は生きるリビドーの備給を停止させたのです。見事な死だと思いました。医師や看護師は、コミュニケーションが取れないから状態を把握するのが難しいと言っておりましたが、母の意思は最後までありました。医師や看護師は、もっと患者を観る勉強をすべきです。よく見ていれば、患者の言いたい事は想像できます。