カウンセリングと精神分析の違いとは。結城美帆子

カウンセリングでカウンセラーさんは、「辛かったのですね。あなたの辛い気持ちわかります。」などと、共感と言う技を使ったり、「、、、のようには考えられませんか」とか、考え方を変えさせようとしたりするようですが、精神分析では、共感も考え方を変えさせるようなこともしません。精神分析では、分析者は分析家のところでひたすら自由連想をするだけで、分析家は解釈をするだけです。ただし、解釈と言っても一般的なことではありませんで、分析の時間を突然切られたり、分析の時間中何もない言われないで分析が区切られることがほとんどですが、特にラカン派の分析家の場合は短時間セッションなので20分で終わる時もあれば10分で終わる時もありますが料金は同じです。フロイト派のように50分と決められていないので、分析者は一生懸命話すのかもしれません。短時間セッションだからこそ、心が動かされ変化がもたらされるのではないかと思います。精神分析家は、カウンセラーさんのようにアドバイスをくれたり意見をしてくれたりもしません。精神分析家にアドバイスや意見を求めても何も返ってきません。もし返ってくるとしたら「あなたは、どう思うのですか?」と、返ってくるかもしれません。10年以上精神分析に携わって思いますが、他人の気持ちってわかるものなのでしょうか?私は、わかりません。もし、誰かが、あなたの気持ちわかります、なんて言ったら、私はあなたの何も知らないけどあなたは私の何がおわかりになるのですか?と聞き返します。人間ってみんな違うから共感なんてあり得ないと思います。